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さらさら

日々気づいたことや、誰ともなしに伝えたいことを溜めておく場所です。

モーニング娘。の逆転劇?

私の世代はモーニング娘。全盛期に小中学生くらいで、学校のクラス会なんかでよくモー娘のダンスを踊ったものです。ハッピーサマーウエディングとかザ☆ピースなんか踊ったなぁ。懐かしい。女子はみんなモ―娘。大好きで知らない子はいませんでした。

 

アイドル戦国時代なんて言われてますが、いまや当時のモー娘。に代わる国民的アイドルはすっかりAKBグループです。小学生とか、みんな歌ったり踊ったりしてるんだろうなー。第学生でもクリスマス会なんかで踊りましたし、社会人も忘年会なんかで踊ったって話を耳にします。

AKBはファンとの接触に力を入れた疑似恋愛商法でここまで勢力を拡大してきたと思うのですが、それに対する批判も同時に大きくなってきました。CDチャートを独占してしまってレコードに対する価値が大きく変わってしまったという声、恋愛禁止による懲罰をやりすぎなのではという声…アンチも一般化するほどまでにお茶の間まで浸透して、すっかり社会現象になってしまいました。

そんな中、AKBグループの対抗馬としてなのかどうかはわからないけど、生歌と激しいダンスでのライブパフォーマンスを売りにしてきたももクロが最近は大きくなってきましたよね。(私も一ファンなのですが。)今後はAKBとももクロの一騎討ちかなーなんて思えるほど。

 

しかしここに来て、あのモー娘。が勢力を盛り返すような勢いで、新曲でオリコン1位に返り咲きました。それがこの「Help me!」です。

 

 

 

ちょっと、モー娘。かっこよくない?

 

私の知っていたモー娘。とはもう全然違う雰囲気になってたんで驚いちゃいました。

まず楽曲がかっこよくて好みだなぁと。ちょっとK-POPっぽい。少女時代やKARAを彷彿とさせます。

そして何より、歌唱力が高い。アイドル特有の癖のある歌い方する子は他のアイドル同様多いなと思うけれど、おおむね腹から声が出てるかな?ちゃんとボイトレしてるのがわかる。

特に新人の中学生、小田さくらちゃんは非常に上手だね。中学生とは思えない!このHelp me!でも、「心じゃいっつも…」の雰囲気が一気に変わる部分のソロを任されて、その存在感を遺憾なく放っています。今後が期待できそう。

ダンスも上手だし、パフォーマンス力でみたらももクロより全然上手なんじゃない?って思ってしまいました…

 

そしてこの曲で興味深いのがその歌詞です。

放っておいたらいなくなっちゃうよと男に言い聞かせているとか、田中れいなの卒業後のモー娘。を歌っているとか、色々な解釈があるみたいです。

私には、この歌はいわゆるアイドル戦国時代へのモー娘。の挑戦状に思えてなりません。

 

「夢見るだけじゃ簡単さ 全身で答えてよ 口約束はNoThankYou 住みやすい国にしてよ」

 →AKBの素人っぽさ、口パク、スキャンダル、握手権付きCD商法への批判?

「キラキラしてる女の子私は羽ばたくよ」

 →今アイドル界の頂点にいるアイドルたちへ、自分たちもそこに行くという意思表示

「グズグズしてる男の子後悔しないでね」

 →モー娘。ではなく他のアイドルを推したり推しグループを決めかねているDDへのメッセージ

「あいつの強気の根拠はどこにあんの」

 →ももクロの強気な姿勢へのメッセージ?

「ピンチから掴み取る栄光」

「アンチから学びうる現実」

「諦めちゃ負けを認めちゃう それだけは出来ないの …ここが踏ん張りどころね」

 →今のモー娘。の現状と、そこから這い上がっていくという決意

 

まあ、深読みしすぎなんだけど。

でも、そう思えてならない。

 

こういった「アイドルへの挑戦」みたいなテーマの歌はももクロがよく歌ってて、Chaimaxxなんかはまさにそれが如実に表れてる。

「本気で獲りに行くから飛んできて ここはニュートラルChanceへの下剋上」

「情熱や純愛ピュアなシンパシーものほほんと歌ってたら刺さんないな」

ほんと直接的なアイドル界への挑戦状、そしてAKBへのアンチテーゼですよね。

これと同じことをモー娘。がこのHelp me!でやっていると(それ以前の曲をちゃんと聴いてないので、もしかしたらそれ以前にもこういうテーマの曲を歌っているのかもしれませんが)。こういった挑戦状的な曲をやるのが流行ってるんですかね?

 

思うに、曲の制作者たちも、アイドル戦国時代に一石投じようとしているのではないかと。最近はアイドルシーンを社会学的な視点から分析する風潮が流行っていますよね。かく言う私も、AKB白熱論争を読んでからそういう分析にはまってしまった一人なのですが。

こういう人たちにモー娘。を認識させ、アイドルシーンの分析現場に登場させようと勝負に出ようとして制作した曲がこのHelp me!なんじゃないでしょうか。

もちろん、それ以前にファンに「私たちについて来い!」と引っ張っていくための曲であると思いますが。

 

AKBが疑似恋愛の歌を追求する傍ら、同じ舞台に上がれていないアイドルたちはこういうテーマの曲が増えるんだろうなー。なんか、みんなももクロに追随している感じは否めないのだけれども…。

まあ、メジャー文化に対抗するところからカウンターカルチャーは生まれるわけですし。これからどんな新しいアイドルが頭角を現してくるのか、とても楽しみなところです。個人的には、ももクロと同じテーマで挑むのでは物足りないと思うんですよね。ももクロがメジャーになったら、どんな対抗馬がどのような手段で勝負を挑んでくるのか。それともその他多くのアイドルがももクロに追随して、アイドル戦国時代、すなわちアイドルシーンの盛り上がりも終わりを迎えるのか。

この熱量がいつまで続くのか、とても気になるところです。

 

それにしても、つんくさんはすごいですね。。時代のトレンドに合わせてこんなにも色々な曲を作れるのかと。私の知ってたモー娘。曲からは想像も出来ない変化ですよこれ。アイドルって本人たちの才能以上にプロデューサーの手腕が物を言う気がするのですが、つんくさんはもうご本人がアーティストやなぁ、と。その凄さを改めて思い知りました。

これも好きです↓

 

 

One-Two-Three / モーニング娘。

 

道重ちゃんと小田さくらちゃんが好みだな―。

ちょっとこれから色々聴いてみます、モー娘。