さらさら

日々気づいたことや、誰ともなしに伝えたいことを溜めておく場所です。

VS.おばさん戦線

おばさんが苦手だ。

おばさんと言っても色々なおばさんがいるのはわかっているし、一口でおばさんと一括りにしてしまうのは良くないことだとわかってはいる。でも、「おばさん」というカテゴリを作りたくなってしまうくらい、おばさんとのお付き合いには苦労してきたと思う。単に私がおばさんと相性が悪いのか、そもそも若い女性とおばさんの取り合わせが悪いのかはわからないけれど。


私が今まで戦ってきたのは、こんなおばさんたち。

①陰湿いじめおばさん
私ってもしかしておばさんと相性悪いのかも?と思うようになったきっかけが、バイト先の飲食店の店長でした。いわゆる体育会系おばさん。
・言動がトロい
・おとなしい(自分の意見を言わない)
この属性を兼ね備えた私は、陰湿いじめおばさんの格好のいじめの標的でした。同じ失敗をしても、ハキハキテキパキな他のバイトさんよりもずっと叱られる。ターゲットを決めたらねちねちねちねち嫌味と叱責で責めてくる、いじめが趣味みたいなおばさん。何度泣かされたことか…。きっと若い頃からいじめが好きだったのでしょう。

②ヒステリーおばさん
とにかく気分屋。機嫌がいい時はにこやかに談笑出来る。でも機嫌が悪いときに関わったら大変、八つ当たりととばっちりのオンパレード。もはや話しかけられないくらいイライラオーラむんむん。その姿は、さながら生理前の女子高生。もういい年なんだから感情のコントロールくらい覚えてほしいですよね。

③話長いおばさん
と・に・か・く話が長い。そろそろ切り上げたい態度を取ろうがお構いなし。一度捕まったら小一時間離してくれない。そしてほとんどの話題が要領を得ていない。
  • ただ、話長いおばさんに限らずおばさんという生き物は全体的に話が長い傾向にある気がする。聞いてほしくて仕方ないんだろうか?あと男の人でも同じような人は多い。断ることや話を遮ることが苦手な私にとって、この話長い属性の人たちから受けるストレスは半端ない。でも悪気はないから、①②のおばさんよりはずっとましです。


主にこんなおばさんたちと戦ってきました。
なんだろう、歳を取ると周りを気にしなくなるのかな。だから若い子だったら躊躇しそうな言動を平気で出来るし、周りにあまり気を遣わなくなる。人生経験積んだゆえに、怖いものがなくなってくるっていうか。ある意味それは年齢ゆえの良さなんだけど、それが行き過ぎると①②③みたいになるのかなーって。

そう考えると、私もいつか(なんとあと10年くらいで!)そんなおばさんたちになる可能性が高い。こうはなりたくないなぁと敬遠していた生き物に、いつかはならなければいけないのだ。三國無双というゲームで甄姫(お色気キャラクター)が死ぬ時に「老いさらばえて逝くよりは…」と言って死んでゆくんだけど、その気持ち今ならすっごいわかる。若いうちに死にたいよ、出来れば。歳を取るのは怖い。若いうちは自分は歳を取らないと思っていたけれど、年齢に怯えるような歳になったってことだ。無知ゆえにあの怖いものなしな感じ、若さってやっぱり、すごい。


おばさんの嫌な部分ばかりあげてしまったけど、大好きで尊敬できるおばさんもたくさんいる。人生経験の豊富さから完璧な気遣いが出来たり、大体のことは許容出来るようになっていたり、常に余裕があったり、誰にでも気さくに接することが出来たり。
そういう素敵な、「愛されおばさん」になりたいなぁ。年齢相応の内面を持てるようになりたい。しかし自分の気の強さを考えると、①②であげた理不尽おばさんになる可能性が否めない。そして③にはたぶんなる。笑


理不尽だったり救われたり、愛すべきおばちゃんたち。近いうちに自分もその仲間入りをするという事実が、まだなかなか受け容れられないでいます。