さらさら

日々気づいたことや、誰ともなしに伝えたいことを溜めておく場所です。

捨てる、ということ

お引っ越しの準備をしています。荷造りがつらくなってきたのでブログを書いて現実逃避なう。

 

昔から片付けることが大の苦手です。もっと言えば、捨てることがとっても苦手です。もらった手紙・アルバム・雑誌・漫画・書類・お菓子のパッケージ・ペットボトルのゴミまで…とにかく捨てることが苦手で、溜め込んでしまう癖があります。祖母と母もそうなので、我が家には捨てるという教育が欠如していたみたいだ。笑

 

だけどさすがにお引っ越し、しかも実家への引っ越しですから色々なものを捨てなければいけません。学生時代より7年もの間使っていた家電、友人から引き継いだ家具を始め、ここ数日間で色々なものを捨てたり整理したりしています。本や漫画もたくさん捨てたし、洋服は…もっと捨てるべきなんだろうなぁ。涙

「今までありがとう」と言って泣く泣くたくさんのものを捨てたけど、それでもやっぱり捨てられないものであふれている…

 

こんなだから、人間関係を切り捨てるのも苦手です。たまに「縁を切った」「もうあのコミュニティの人とは連絡を取らないことにした」そんな風に丸ごと縁を切ってしまう人がいたり、不要な人間関係は切り捨てよと進言する本もあるけれど、私にはなかなか出来ないなぁと思います。断るのも苦手な私のことだから、これからも厄介な人間関係に引っ張られたり、悩んだりすることもきっとあるんだろうな。

自分のこういう部分はだめなところでもあるけど、同時にいいところでもあるんだと思う。仲良くなる友達ってその時の境遇によって変わるし、くっついたり離れたりしながら長い縁を繋いでいくのが私は得意みたいです。というか、素敵な友達がそういう風に教えてくれたような気がします。ひどいことしたり傷つけたりしても離れないでいてくれる友達もいて、本当に尊いなと思います。

人それぞれだけど、私はそうやって細く長く縁を続けていけたらと思う。

 

なんて言っておいて、地元の友達との縁を復活させることが次の試練のような気もするのですが。笑

今のツレと別れることが無ければ、人生で最後の一人暮らしが終わろうとしています。つらいも幸せもハーフ&ハーフで、7年間本当に貴重な体験をさせてもらいました。今までに類を見ないスピードで精神的に成長した7年間だったよ。

なにかを選ぶということは同時になにかを捨てるということだから、これからも私は捨てることと向き合わなくてはいけません。物も機会も、もしかすると人の縁も。苦手だけど、真摯に向き合って「今までありがとう」と言って別れを告げられるひとになりたいな。そして大切なものをいつまでも大切にしていく人でありたい。大切なものがなにかはもうなんとなく見えているから、きっともう自分らしさはブレないだろうなと思います。

 

この春の環境の変化が、良い方向への新しい出発となりますように。