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さらさら

日々気づいたことや、誰ともなしに伝えたいことを溜めておく場所です。

日本画を描いてみた。

実家に帰省したら、もう寝たきりの祖母が昔使っていた日本画セットが出てきた。
アクリル水彩油彩とやって、日本画はまだやったことがなかったので、本やインターネットを参考にしながら一人で挑戦してみました!


〜すものの適当日本画メイキング〜

1.デッサン
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何を描くか決めたら、写真等見て陰影や骨格がどうなっているかを理解するためにデッサンをします。
しかし面倒だったので、今回は結構適当です…これが後々失敗の原因に。笑

2.下絵を描く
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油絵なんかは影から描くのが大切で主線がないといいますが、日本画は線が大切なんだそうです。
なので、墨汁筆ペンでデッサンを参考に線を描き、その後墨を使って陰影と濃淡をつけます。
実はこの作品は失敗したので、この時点が一番良かったんじゃないかという…

3.膠(にかわ)を溶く

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膠とは、

獣や魚の皮・骨などを水で煮沸し、その溶液からコラーゲンゼラチンなどを抽出し、濃縮・冷却し凝固させたもの。接着剤・写真乳剤・染色などに用いる。(デジタル大辞泉より引用)

ふんふんなるほど。めっちゃお肌にいいじゃんね。笑

日本画に使う岩絵の具は、岩や宝石を砕いて粒子状にしたものを膠で溶いて使います。中には粒子になっていない水干し絵の具というものもあって、これはすり鉢ですり潰して粒子にして使います。

膠はこの粒子状の絵の具を溶くだけでなく、接着剤の役割を果たしています。

つまり、膠で溶いても時間が経って乾くと絵の具は粒子に戻ってしまうんですね。だから、膠を混ぜることでキャンバスに定着させます。

膠は琥珀みたいな色をしていてきれい。今回は粒状のものを使いました。中には棒状の膠もあるみたいです。温湯で溶いて膠液にします。

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本来なら布で漉すのですが、面倒なのでコーヒーフィルターで代用したら濾しきれずに失敗しました。次はちゃんと布使おう…


4.下地作り〜胡粉を溶く〜

先にも述べたように、日本画は筆で描くものの実際にしている作業は粒子をキャンバスの上に貼り付けていくことです。

初心者なので今回キャンバスは色紙を使いましたが、この下地をもっと強固にし、発色を良くするために「胡粉(ごふん)」を溶いて下地を作ります。

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板が砕けたみたいな形の胡粉をすり鉢で潰して、先ほど作った膠液で練ります。ひたすら指で練ります。この作業が一番苦痛でした…

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練って団子状になった胡粉。これを微温湯で溶くと…
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下地用の胡粉が完成しました!やったね。

この胡粉は、白い絵の具としても重宝します。…が、とにかく作るのが面倒です…


そして、下絵に胡粉を塗ります!

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不透明になりました!サイトによっては胡粉を塗ってから下絵を描くという手法もあるみたいです。


5.下塗り
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雰囲気を出すために、画面を塗ります。ちなみに、お祭りの光と逆光の感じを表現したい!と思って描き始めました。しかし、ここで母に「この塗りだったら水彩の方がいいんじゃない?」と突っ込まれてがーん。た、たしかに。


6.彩色
ひたすら塗り込んでいきます。
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ちょっと日本画っぽくしようと思って、胡粉と絵の具を混ぜたものを塗りました。ちょっとは日本画らしくなったかな?

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背景も日本画っぽくしようと色を重ねました。たらしこみをしたら、やっぱり水彩っぽくなってしまうのですが…
乾くのを待ちながら、浴衣を描き込んでいきます。

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顔も描き込んでいきます。しかし肌が濃過ぎてうまく描けない!肌の濃淡は日本画ではあまり出すものではないのかもしれません。

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ひたすら細部を描き込んで、完成。
ほんとはもっと描きたいんだけど、実家をあとにしなければならないので時間切れでした。また帰った時にでも描きます。
ちなみに、粒子を貼り付けているので表面はざらざらです。色紙が重いです!


以上、こんな感じで日本画への挑戦は幕を閉じました!
油彩や水彩と違うなーと思ったのは、
・光をあまり重視しない方がよい?→日本画は平面的な作品が多いような気がした。
・基本ベタ塗り?→岩絵の具は粒子が大き過ぎて陰影をつけるのに向いてないかも…
・どの絵の具よりも、石や宝石を使っている感じがする!絵の具が自然からできていることを思い知らされます。

たぶん、やり方を勉強すればもっといいものが描けるんだろうなぁ。でも膠液作ったり練り練りしたりするのが結構面倒だから、なかなか手が伸びないというのも本音であります。苦笑